骨の伸長と聞くと「とにかくカルシウム」と短絡的に考えがちですが、カルシウム単体では骨の硬度を高めるだけで、長さを伸ばす直接の材料にはなりません。骨の土台となるのはコラーゲンというタンパク質繊維であり、その網目構造にカルシウムやリンが沈着することで強固な骨が形成されます。さらに、細胞分裂と成長ホルモンの合成を現場で強力にアシストするのが微量ミネラルの亜鉛です。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」を踏まえると、中学生のリアルな食生活において亜鉛カルシウムタンパク質摂取量は軒並み不足傾向にあります。特に部活動に励む生徒は消費エネルギーが激しく、体重1kgあたり1.5〜2.0gのタンパク質を必要とするケースもあります。食事量が追いつかない場合、身体は筋肉や骨を分解してエネルギーを捻出するため、結果として骨の伸長がストップしてしまう本末転倒な事態に陥ります。
家庭で直ちに導入できる中学生身長伸ばす食事メニューの鉄則は、「主食+主菜+副菜+乳製品+果物」を揃えるフルコース形式です。朝食をトースト1枚だけで済ませる習慣は最大のNG行動といえます。朝から納豆や卵、焼き魚で良質なタンパク質を補給し、夕食には豚ヒレ肉のソテーや小松菜と厚揚げの煮浸しなど、ミネラルが凝縮された献立を意識することが骨端軟骨の増殖を促す強固な土台となります。