武蔵小杉のオフィスマーケットを語る上で避けて通れないのが、KDX武蔵小杉ビルの竣工年・規模と卓越した基本スペックです。竣工は2013年。敷地面積約3,500平米、鉄骨造(一部SRC造)の地上11階建て、延床面積約2万平米というスケールを誇ります。管理会社であるケネディクス・プロパティ・デザインの公式発表資料や仲介データによると、中核となる基準階面積は約360坪。無柱設計の整形無柱空間が確保されており、執務室内のフレキシブルなレイアウト変更を容易にしています。
特筆すべきは、企業の事業継続計画(BCP)を根底から支えるインフラ設計です。天井高は2,800mmと開放感にあふれ、床には100mmのOAフロアを標準装備。さらに、床荷重500kg/m²に加えて重重量機器の設置に対応する「ヘビーデューティーゾーン(床荷重1,000kg/m²)」がフロアごとに用意されています。屋上にはテナント用の非常用発電機設置スペースが確保され、建築基準法上の避難安全検証(ルートC)を適用。大規模災害時の電源確保や防災機能において、エリア屈指の堅牢性を備えています。
また、2020年代半ば以降のESG投資・省エネ要請を見据え、共用部から専有部に至るまでLEDグリッド天井が導入されているほか、各階に設備バルコニーを配置。換気効率やメンテナンス性の向上、省エネ性能の高さが、環境意識の高いプライム上場企業やグローバル企業の誘致に決定打となっています。