宮内庁の公表スケジュールにはほとんど載らないものの、皇室の根幹をなすのが宮中三殿で行われる「宮中祭祀」である。伝統的な装束を身にまとい、暗闇と静寂の中で国家と国民の幸せを祈る時間は、体力向上や深い精神的集中を要する極めて過酷なものとされる。
さらに、陛下が長年研究を続けておられる水問題・水運史などの学術研究や、資料の読み込み、論文の執筆といった「非公開の知的ご活動」も、公式な予定の合間を縫って進められている。カメラが入れないプライベートな空間においても、陛下は休むことなく知性と祈りを捧げ続けられているのだ。