結論から申し上げますと、一般的なマックスバリュでチャリTシャツを購入することは原則として極めて困難です。毎年6月中旬を過ぎると「マックスバリュに何軒も電話したが入荷予定すらないと言われた」という体験談がネット上に散見されますが、これは店舗側の怠慢ではなく、小売構造上の明確な理由が存在します。
根底にあるのは、イオングループ内における厳格な業態の棲み分けです。衣料品や日用品、家具家電まで総合的に取り扱う総合スーパー(GMS)である「イオン」や「イオンスタイル」に対し、「マックスバリュ」は生鮮食品を中心としたスーパーマーケット(SM)として設計されています。チャリTシャツは衣料品流通の管理下に置かれているため、衣料品フロアや専門のレジ決済ラインを持たない食品スーパーでは、システム上も物理上も在庫を配備できない仕組みになっているのです。
ただし、完全なゼロとは言い切れない点が事態を複雑にしています。過去に「ジャスコ」などの大型店から業態転換した一部の大型店舗や、北海道・東北・九州などの地方都市に存在する「衣料品・日用品売場を併設したメガサイズのマックスバリュ」においては、特設コーナーやサービスカウンター脇で限定的に入荷された事例が報告されています。しかしこれは全国数千店舗の中でもごくわずかな例外に過ぎず、「マックスバリュ=Tシャツが買える場所」と捉えて足を運ぶのは極めてリスクが高い行動と言わざるを得ません。