ランチタイムに圧倒的な注文率を誇るのが、銚子港などから直送される鮮魚を取り入れた海鮮系メニューと、千葉の伝統的な醸造技術を活かしたご当地ラーメンです。東京湾アクアラインを通過せず京葉道路経由で房総を目指すドライバーたちの間では、「房総半島に到着してから食べる海鮮ランチを、あえて手前の幕張で先取りする」というムーブメントが完全に定着しています。
フードコート内の和食・海鮮処で提供される看板メニュー「銚子直送 海鮮彩り丼」は、価格帯1,380円〜1,800円前後と一般的なPAの食事としては強気な設定ながら、口に運べばその価格設定に誰もが納得します。水揚げ直後の鮮度をキープしたマグロや白身魚、プリプリのイカが贅沢に盛られ、酢飯の塩梅も絶妙です。SNS上でも「現地に着いてから並ぶより、幕張PAで食べた方がタイムロスもなく魚も本気で美味い」という評価が散見され、高いリピート率を誇る理由が浮き彫りになります。
一方、麺類における絶対王者が「下総醤油らーめん」です。千葉県北部で育まれた伝統の濃口下総醤油をベースにしたスープは、背脂のコクと醤油本来のキレが共存しており、喉越しの良い中細縮れ麺と見事に絡み合います。さらに房総名物の「あさり潮らーめん」も評判で、丼いっぱいに敷き詰められた殻付きアサリから溶け出した濃厚な出汁は、長距離運転で疲れた身体に染み渡る滋味深さを放っています。