進路選びにおいて最も警戒すべきは、耳ざわりの良いキャッチコピーを鵜呑みにして入学後に「こんなはずではなかった」と後悔することです。現場取材で見えてきた、ネット上で誤解されがちな盲点を2点整理します。
第1の誤解は、「入学さえすれば誰でも簡単に東海大学の人気学部に進学できる」という思い込みです。東海大学には医学部やパイロットを養成する航空宇宙学科、人気の情報系学科など、全国の付属校・提携校生の間で激しい枠の奪い合いが起きる学科が存在します。高校入試を低倍率で突破できたとしても、校内選抜で評定上位に入らなければ希望の学科の推薦枠を勝ち取ることはできません。「入ってからが本当の勝負」という意識の欠如は致命傷となります。
第2の誤解は、「部活動と特進コースの完全両立が誰にでも容易である」という幻想です。野球部やサッカー部などの超強豪部活動は、平日夕方の徹底的な練習に加え、週末は遠征や公式戦で埋め尽くされます。特進コースで課される膨大な課題や講習をこなしながら強豪部活動のレギュラーを勝ち取るには、人並外れた自己管理能力と集中力が要求されます。両立を途中で断念してコース変更を余儀なくされる生徒もゼロではないという現実は、事前に把握しておくべきリスクです。