熱が出ていないにもかかわらず黄色い痰が出たり、朝の起床時だけに集中して絡んだりする場合、疑うべき代表的な原因がいくつか存在します。自身の自覚症状と照らし合わせて確認してみましょう。
1. 副鼻腔炎(蓄膿症)と後鼻漏
「熱はないのに朝だけ黄色い痰の塊が出る」「鼻の奥から喉へネバネバしたものが落ちてくる感覚がある」という場合、最も疑われるのが副鼻腔炎(蓄膿症)です。副鼻腔に溜まった黄色い膿が、就寝中に重力で喉の奥へと流れ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」を起こし、起床時に痰として吐き出されます。
2. 急性・慢性気管支炎
喉の痛みから始まり、徐々に「ゼエゼエとした呼吸」や「止まらない咳」とともに黄色い痰が増えてきた場合は、気管支に細菌感染が及んでいるサインです。微熱程度で済むこともありますが、気道粘膜の損傷が進んでいるため早期の治療が求められます。
3. 新型コロナウイルス・インフルエンザ後の二次感染
コロナ禍以降、呼吸器ウイルス感染症の療養後に気道粘膜のバリア機能が低下し、そこに常在菌が二次感染して黄色い痰が長引くケースが多発しています。ウイルスの活動期を過ぎても炎症が燻っている状態です。