中古車市場やSNS、ネット掲示板を調査すると、オイル管理の甘さが引き起こしたリアルな悲鳴が数多く可視化されます。
地方都市の中古車販売店に勤務する整備主任者は、自らの現場記録として次のように語っています。
「メーター走行距離がわずか4万km台の軽自動車でも、タペットカバーを開けると中が炭鉱のように真っ黒に炭化している個体があります。前オーナーの車検証記録簿を見ると、初度登録から車検時しかオイル交換をしていなかった。近所のスーパーへ日用品を買いに行くだけの使い方だったそうです。チョイ乗りこそ一番エンジンを痛めるという事実を、一般の方の多くがご存じありません」
また、WEB上のコミュニティ(知恵袋やSNS)に寄せられた生の声でも、切実な後悔が散見されます。
「坂道で急に加速が鈍くなり、カタカタと音が鳴り始めたのでディーラーに持ち込んだら、タービンブローと診断されて修理見積もり20万円。オイル交換を1万km放置していたのが原因と言われ、涙が出ました」(30代女性・ハイトワゴンオーナー)
「ガソリンスタンドで『オイルが真っ黒で危険』と言われて不安になり、高額なフラッシング施工まで含めて1万円近く払ってしまった。最初からオートバックスかディーラーで定期的に換えておけば余計な出費を避けられた」(40代男性)
現場のリアルな証言が浮き彫りにするのは、「壊れてからでは遅い」という冷徹な事実です。