本作のクオリティを極限まで高めていたのは、逃亡劇を共にした仲間たちや彼らを追う周囲の実力派俳優陣の怪演でした。
伊佐美翔役:間宮祥太朗
『僕たちがやりました』で間宮祥太朗が扮した伊佐美は、グループきってのイケメンで女好きの調子のいい男ですが、事件後は真っ先に精神の均衡を崩していく繊細さを持ち合わせていました。間宮祥太朗はその後、数々のゴールデン帯連続ドラマや映画で主演を務め、硬軟自在に演じ分ける主演俳優として不動の評価を獲得しています。
小坂秀郎(パイセン)役:今野浩喜
『僕たちがやりました』で今野浩喜が好演したパイセンは、金に物を言わせて高校生とつるむ金髪の金持ち男で、物語の最大の起爆剤となるキャラクターでした。コミカルさと悲哀を同時に表現した圧倒的な存在感は高く評価され、元芸人という枠を完全に超えて、現代の日本の映像作品に欠かせない唯一無二の名バイプレイヤーとして活躍しています。
丸山友貴(マル)役:葉山奨之
『僕たちがやりました』で葉山奨之が演じるマルは、お調子者で小心者、仲間を裏切ってでも自分だけ助かろうとする人間の生々しいエゴを体現しました。葉山奨之は私生活でも話題を集めつつ、個性派俳優として堅実な出演歴を重ねています。
新里今宵役:川栄李奈
『僕たちがやりました』の川栄李奈演じる今宵は、伊佐美の恋人であり、トビオたちの逃亡中も独特の包容力で彼らを受け止める重要な役どころでした。元AKB48の枠を飛び越え、朝ドラヒロインや名作舞台の主演を務め上げるなど、2026年現在も実力派女優の筆頭格として多方面で絶大な信頼を得ています。
飯室成男役:三浦翔平
『僕たちがやりました』で三浦翔平が怪演した刑事・飯室は、罪の意識から逃れようとする若者たちに対し「お前らは一生、死ぬ以上の苦しみを抱えて生き続けろ」と冷酷に言い放つ、作品のテーマそのものを突きつける存在でした。三浦翔平の鬼気迫る演技はドラマの緊迫感を何倍にも引き上げ、現在も俳優・タレントとして円熟味を増した活動を見せています。