現場への徹底的な取材から浮かび上がってきたのは、従来語られてきた「高額報酬」という幻想とはやや異なる実質的な手当の相場だ。カフェでの顔合わせや初回のお茶で数千円から1万円程度、食事を伴う数時間のデートで1万5千円〜3万円前後が現在の標準的な範囲とされる。さらに大人の関係を含む交際になると、相手の経済力や関係性の深さによって5万円から10万円程度まで振れ幅が広がる。しかし、この数値はあくまで「滞りなく行われた場合」の表面的な数字に過ぎない。
裏ネタとして頻繁に証言されるのが、「前手当の不払い」や「約束の反古」だ。事前の交渉では高額な条件を提示しておきながら、デートが終わると理由をつけて支払いを拒んだり、連絡を絶ったりする悪質な男性の存在が報告されている。反対に、女性側が偽のプロフィール写真を使っていたり、急なドタキャンを繰り返したりすることで、男性側が損害を被るケースも少なくない。相互の信用が担保されない個人間の取引においては、相場以上の条件を提示する相手ほどリスクが高いという警戒感が強まっている。