多血症と確定診断された場合、どのような治療が行われるのでしょうか。基本方針は「血液の粘稠度を下げて血栓症を予防し、健常時と変わらない生活を維持すること」にあります。
真性多血症に対する最も基本的かつ即効性のある多血症 治療 瀉血(しゃけつ)療法では、専用の針を用いて定期的に200〜400mL程度の血液を体外へ抜き取ります。目標値はヘマトクリット値45%未満(女性は42%未満)の維持です。瀉血により体内の鉄分を適度に枯渇させ、赤血球の過剰な合成を物理的に抑制します。高齢者や血栓症リスクが極めて高い群に対しては、ハイドレア(ヒドロキシウレア)などの抗腫瘍薬による骨髄抑制療法や、血小板の凝集を抑える低用量アスピリンの内服を併用します。
患者が最も懸念する多血症 寿命 予後についてですが、適切な治療管理を継続していれば、過度に恐れる必要はありません。かつて適切な治療法が確立されていなかった時代には血栓症による早期死亡が問題視されましたが、現代の治療ガイドラインに従ってヘマトクリット値を45%未満に厳格コントロールした場合、健常者とほぼ同等の天寿を全うすることが可能とされています。
【プロの結論】生活改善と受診の判断基準
直ちに血液内科を受診すべき人:健診でヘマトクリット値51%以上(女性48%以上)を指摘された方、顔の赤みや入浴後のかゆみ・頻繁な頭痛がある方、血小板や白血球も同時に高い方。
生活習慣の徹底見直しが必要な人:喫煙習慣がある方、いびきや睡眠時無呼吸の自覚がある方、水分摂取量が少なく日常的に強いストレスを感じている方。禁煙と適切な水分補給(1日1.5〜2L)、睡眠環境の改善で数値が正常化するか追跡確認が必須です。