近年の野球の球種・投球理論において、ツーシームとシンカーの線引きは非常に流動的になっている。かつてはサイドスロー投手などが投げる大きな落差の変化球をシンカー、オーバースローの投手が投げる150キロ台の動く直球をツーシームと呼ぶ傾向があったが、トラッキングデータが普及した現在ではその区別は形骸化しつつある。
一般的には、スピードを維持しつつ横方向へのブレや浅い沈みを見せるものをツーシーム・ファストボール、球速を少し抑えて縦への落差を大きくしたものをシンカーと分類することが多い。投手の意図や各球団のアナリストによる定義によって名称が変わることも珍しくなく、実質的には同系統のシームレスな変化球として扱われている。