男系継承の枠組みを崩さずに皇族数を確保する選択肢として取り上げられているのが、旧皇族の復帰案だ。政府の皇位継承有識者会議がまとめた報告書では、1947年に皇籍を離脱した旧11宮家の男系男子子孫を、養子縁組などを通じて皇族とする案が主要な選択肢として掲げられた。
この構想は、万世一系の血統を維持したまま男子皇族を増強できるため、伝統重視派から強い支持を集めている。一方で、長年一般国民として暮らしてきた民間人が皇族となることに対する社会的受容性や、日本国憲法第14条が規定する「法の下の平等」との法理的整合性をどう整理するかという論点も存在する。