ネット上で最も関心を集めているのが、「絵の具のノリや発色、そして仕上がりの耐久性は問題ないのか」という点です。実際に複数の画材を用いて描画テストを行った結果、100均キャンバスとアクリル絵の具の相性は極めて良好であることが確認できました。
100均のキャンバス生地には初期状態でアクリル系の地塗りが施されているため、アクリル絵の具やポスカ、油性マーカーなどは弾かれることなく滑らかに定着します。発色も鮮やかで、初心者のお絵描きや趣味の制作レベルであれば専門店製と比べても遜色のない仕上がりを得られます。
一方で、油絵具が使えるかどうかについては明確な留意点があります。油絵具に含まれる油分は、綿布の繊維に直接染み込むと生地の劣化や酸化腐食を引き起こすリスクがあります。100均キャンバスは下地塗膜が薄いため、油絵に使用する場合は事前にジェッソ(アクリル地塗り材)を2〜3層重ね塗りして目止めを行うのが鉄則です。
また、耐久性の評判に関しては、「数年飾っていても問題ない」という声がある一方で、梅雨時などの高湿度環境において木枠がわずかに反ったり、布の張りが緩んだりする事例が報告されています。直射日光や高温多湿を避けて飾ることが、長持ちさせる重要なポイントです。