柏原竜二という名を日本中に轟かせたのは、2009年から2012年にかけての東洋大学時代でした。1年時から4年連続で箱根駅伝の「山上り」5区を担当し、4年連続区間賞・4年連続往路優勝という前人未到の金字塔を打ち立てました。
1年次の第85回大会では、トップと4分58秒差の9位でタスキを受けると、驚異的なペースで先行ランナーを次々と抜き去り、初代・山の神と呼ばれた今井正人選手(順天堂大学)の区間記録を47秒も更新する区間新記録を樹立。東洋大学史上初となる往路優勝・総合優勝の立役者となりました。
主将として臨んだ4年次の第88回大会では、自らの区間記録をさらに塗り替える1時間16分39秒(当時の旧コース規格)という驚異的なタイムを叩き出し、東洋大学の完全優勝(往路・復路・総合の大会新記録)を牽引しました。「その1秒をけずりだせ」のチームスローガンを体現する鬼気迫る走りは、駅伝史に燦然と輝く伝説となっています。