彼らのキャリアを語る上で興味深いのが、所属事務所の選択だ。桜井和寿率いるMr.Childrenが長年所属し、数々の金字塔を打ち立ててきたレーベルといえばトイズファクトリーである。しかし、櫻井海音が所属先に選んだのはソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)だった。
親の威光が直接及ぶ場所を避け、自らの意志で異なるマネジメント環境に身を置く。この決断こそが、彼が「二世」という安易なレールに乗ることを拒否した決定打となった。オーディションを一つひとつ自力で勝ち上がり、現場で泥臭く評価を積み上げていくスタンスは、芸能界関係者の間でも高い信頼を集めている。