2019年9月に旧ジャニーズ事務所を退所して以降、錦戸亮のテレビドラマ出演は一時的に途絶えていました。この空白期間について、当時は「事務所退所に伴う見えない圧力」や「キャスティング規制」といった言説が週刊誌やネット上で飛び交いました。しかし、実際の錦戸亮 独立後 ドラマ 出演経緯を辿ると、より本質的なクリエイティブの必然性が見えてきます。
独立後の彼は、自主レーベル「NOMAD RECORDS」を立ち上げ、全国ホール・アリーナツアーや楽曲制作にリソースの大半を注ぎ込んでいました。映像分野においても決して歩みを止めていたわけではなく、2023年にはNHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だったのか』、さらにNetflixシリーズ『離婚しようよ』で、パチンコに興じる謎多き自称アーティスト・加納恭二役を好演。色気と危うさをまとったその姿は国内外で大きな話題を呼び、「やはり錦戸亮の芝居は面白い」という確信を制作現場に再認識させました。
そして2024年、錦戸亮 地上波ドラマ 復帰 理由の決定打となったのが、TBS金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第5話へのゲスト出演でした。宮藤官九郎脚本、磯山晶プロデューサーという、かつて『流星の絆』や『ごめんね青春!』で強固な信頼関係を築いた制作陣からの直接オファー。錦戸自身も「宮藤さんからお声がけいただいたなら、断る理由などどこにもない」と語り、昭和から令和を繋ぐ重要人物・犬島ゆずる役として見事なミュージカルシーンを披露しました。
さらに同年4月期には、フジテレビ系木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』で、赤楚衛二演じる主人公と対峙する心臓血管外科医・大友郁弥役として出演。民放連続ドラマへのレギュラー出演は実に5年ぶりとなりました。番組プロデューサー陣は「大友郁弥という男は、敵か味方かわからない圧倒的なカリスマと影が必要だった。錦戸さん以外に考えられなかった」と起用理由を明かしています。芸能界のキャスティング構造が大きく是正され、実力至上主義へとシフトした時代の追い風も手伝い、彼の地上波帰還は必然のプロセスを辿ったと言えます。