1996年3月、突如として発表されたWinkの活動停止は、当時のファンに大きな衝撃を与えました。世間では「2人の不仲が原因ではないか」という憶測が飛び交いましたが、実際のWink活動休止の理由は極めて複合的なものでした。
当時の特番インタビューや後の手記などで語られた告白によると、年間を通じて休みがほぼ皆無という過酷なスケジュールが数年間続き、精神的にも肉体的にも限界に達していたことが最大の要因でした。また、1990年代中盤に入ると小室哲哉プロデュース楽曲をはじめとするJ-POPの急激な潮流変化が起き、Wink独自の世界観を維持し続けることへの戦略的な葛藤も重なりました。
「解散」ではなく「活動休止(活動停止)」という表現を選んだ点にも、2人が築き上げたブランドと互いへの敬意を消滅させたくないという強い意志が表れていました。