このセリフの原点は、昭和から平成、そして令和に至るまでカルト的人気を誇る藤子不二雄Ⓐ氏のブラックユーモア漫画『笑ゥせぇるすまん』にあります。主人公である謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろ ふくぞう)が、現代人の心のスキマを埋めるために近づき、約束を破った顧客を破滅へと突き落とすダークファンタジーの金字塔です。
劇中で喪黒福造は、一見すると親身な相談相手として現れますが、ターゲットが少しでも自分を見下したり、心の中で嘲笑を浮かべたりした瞬間を逃しません。不気味な笑みを浮かべながら「その心、笑ってるね」と内面を暴き立て、逃げ場を失った相手に人差し指を突き出して「ドーン!」という呪文のような一撃を放ちます。アニメ版で故・大平透氏や玄田哲章氏が演じた重厚かつ怪しい声のトーンも相まって、視聴者の脳裏に強烈なトラウマと魅力を刻み込みました。