ベネズエラを米が敵視する真相|原油利権と軍事介入リスクの全貌

ベネズエラを米が敵視する真相|原油利権と軍事介入リスクの全貌

ベネズエラを米が敵視する真相|原油利権と軍事介入リスクの全貌に関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。

インターネット上の言説では、この問題を巡っていくつかのステレオタイプな誤解が蔓延しています。情報の真偽を冷静に見極める必要があります。

代表的な誤解が、「アメリカ軍が近くベネズエラへ本格的な軍事介入(全面爆撃や地上軍侵略)を行う」という言説です。トランプ前政権時代には「すべての選択肢がテーブルの上にある」と恫喝したものの、国防総省(ペンタゴン)の実務部隊は一貫して直接介入に否定的でした。ベネズエラは険しい地形と広大なジャングルを擁し、軍部内にはロシア製兵器が配備されているため、侵攻すれば泥沼のゲリラ戦に引きずり込まれるリスクが極めて高いからです。

また、「アメリカはベネズエラの原油を完全に締め出したがっている」という見方も一面的にすぎません。実際には、ウクライナ情勢等に伴う世界的なエネルギー需給の逼迫を受け、米政府はエネルギー大手シェブロンに対して限定的なベネズエラ産原油の採掘・輸出ライセンスを付与するなど、現実的な微調整を繰り返しています。アメリカの真の狙いは「ベネズエラを破壊すること」ではなく、「敵対的なマドゥロ体制を無力化し、自国の利権と安全保障に従う枠組みに組み直すこと」にあります。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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