今回の騒動を紐解くうえで不可欠なのは、問題となった噂がどこから発生し、いかにして広まったかというプロセスの検証だ。事案の発端は、あるユーザーがSNS上に投稿した「街中で田村ゆかりを見かけた」とする短文の目撃談だった。その内容は、偶然居合わせた店舗で本人と劇的なやり取りがあったかのように描写されており、投稿直後から大きな注目を集めた。
しかし、投稿に含まれていた細部のシチュエーションや本人の行動パターンがあまりにも不自然であったことから、古参ファンを中心に即座に疑問の声が上がった。ライブのスケジュールや本人の公式発言と照らし合わせる検証が有志の手によって行われた結果、投稿内容の矛盾点が次々と露呈。結果として、閲覧数(インプレッション)目的で創作された典型的な「作り話」であることが判明したのだ。噂の真実は、ファンを巻き込んだ単なる悪質なフィクションに過ぎなかった。