ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者であり、睡眠研究の第一人者であるスタンフォード大学の西野精治教授は、覚醒時の質が夜の眠りを規定し、その逆もまた然りであると説く。
徹夜明けの午前中、もっとも注意すべきは「午前9時から11時」にかけて訪れる擬似的な覚醒だ。アドレナリンの一時的な分泌により「意外と動ける」と錯覚しやすいが、ここで無理にフルスロットルで業務をこなすと、正午過ぎに激しい反動が襲う。重要な決断や精密な作業は午前中の早い段階に限定し、マルチタスクを避けて単一作業に集中することが鉄則となる。