カスタムブームの過熱は、中古車相場やオーナーの生の声にも顕著な影響を与えています。専門オークションや大手中古車情報サイトでは、すでに足回りや外装が仕上がったコンプリートカーが新車時価格を大きく上回るプレミアム価格で取引される現象が常態化しています。
アフターパーツの適合数で市場の二大巨頭となっているのが、ダイハツ・ハイゼットとスズキ・キャリイです。特に現行ハイゼット系はジャンボと呼ばれるキャビン拡大モデルの利便性が評価され、ハイゼットトラックカスタムパーツの流通量は群を抜いています。ネット掲示板やSNS上における軽トラカスタム中古車ネットの反応を検証すると、熱狂と同時にトラブルを嘆くユーザーの投稿が目立ちます。
【オーナーたちのリアルな証言】
「林道や雪道での走破性は本当に文句なし。ジムニーでは積めない薪や泥だらけのキャンプ道具をガンガン放り込めるのが最高。ただし、2インチ上げただけで高速道路の横風にはかなり神経を使うようになった」(40代・アウトドア愛好家)
「ネットオークションで『公認取得済み』と書かれたリフトアップ車を買ったが、地元の指定工場に持っていったらドライブシャフトの角度がきつすぎてブーツが破れており、直前直左カメラの画角不足でそのままでは車検を通せないと言われた。結局、手直しで15万円飛んだ」(30代・自作派オーナー)
現場取材で見えてきたのは、完成車として流通している中古車両の中にも、構造変更の記載手続きを怠ったまま販売されている「隠れ違法車両」が紛れ込んでいる危険性です。足回りのアーム角度が補正されていない車体は、操縦安定性の悪化やハブベアリングの早期摩耗を引き起こします。見た目の仕上がりに惑わされず、法定基準をクリアしているか書類と現車を照合する眼識が求められます。