外付けマウスを接続していないノートパソコン単体で矢印が消え去った場合、疑うべき容疑者の筆頭は「タッチパッドの意図しない無効化」です。特に薄型ノートPCでは、キーボード操作の勢いで特定のキーコンビネーションを踏んでしまい、タッチパッド機能が瞬時に遮断されるアクシデントが多発しています。
このトラブルの根底にあるのが、Fnキータッチパッドロック誤作動です。多くの主要メーカー(Lenovo、ASUS、Dynabook、富士通、HPなど)のノートPCには、ファンクションキー(F1〜F12)のいずれかにタッチパッドのアイコンが印字されています。キーボード最下段の「Fn」キーを押しながら該当のファンクションキー(例:F6やF7、F9など)を1回押すだけで、無効化されていたタッチパッドが即座にロック解除されます。機種によってはタッチパッドの左上隅を指先でトントンとダブルタップすることでオン・オフを切り替える独自仕様も存在するため、誤って指が触れてロック状態に陥るケースも珍しくありません。
キー操作で直らない場合は、Windowsの設定内部でタッチパッドが無効化されている可能性があります。マウスなしで設定を開くには、「Windowsキー + I」を同時に押して設定ウインドウを展開します。「Tab」キーで項目を移動しながら「Bluetoothとデバイス」を選び、その中の「タッチパッド」へ遷移してください。「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」というチェック項目が外れていると、接続が切れたはずのワイヤレスレシーバーの残留信号を誤検知して、タッチパッドが永久に無反応のまま固まる現象が起こります。