ネット上の情報や比較サイトで頻繁に見受けられる「致命的な誤解」について、実情に即して正しく整理しておく必要があります。
筆頭に挙げられるのが、「キャリアの返却プログラムは2年間のレンタルであり、何も手元に残らないから損だ」という極端な言説です。客観的に見れば、自前で一括購入したとしても、2年後に秋葉原の中古買取店やフリマアプリで売却した場合の手取り額と、キャリア免除額の差額を計算すると、実はキャリアの免除額のほうが市場相場より1万〜2万円ほど高く設定されているケースが多々あります。つまり、「2年スパンで買い替え続ける限りにおいて、返却プログラムは市場売却よりも高値での下取りを事前に約束された契約」と同義であり、一概に損とは言い切れません。
反対に、「実質24円などの激安プログラムを利用するのが誰にとっても最善」という思い込みも危険です。その安さを享受するためには、月額7,000円前後の大容量キャリアプランへの加入や維持が前提となっているケースが多く、端末代金で浮かせた金額以上に高額な通信費を毎月支払い続けるという「本末転倒」の構造に陥りがちです。ahamo、LINEMO、povo、あるいは格安SIMをメイン回線として利用しているユーザーにとっては、端末だけをApple公式から購入し、通信費を月額1,000〜2,000円台に抑える運用のほうが、2年トータルの総出費は確実に低くなります。