利用者が最も深刻な金銭的痛手を被りやすいのが、旅程の変更やキャンセルに伴う払い戻し手続きです。ここには一般の旅行者が直感的に理解しづらい多重の手数料トラップが存在します。
スカイシー格安航空券モールを通じて予約したチケットを払い戻す場合、以下の3つの費用が差し引かれます。
第一に「購入時に支払った手配手数料」です。これは航空券の手配が完了した時点でサービスの対価として消費されたとみなされるため、いかなる理由があっても一切返金されません。
第二に「航空会社が定める所定の取消手数料」です。搭乗日が近づくにつれて取消料率は上昇し、出発直前やLCCのセール運賃などでは運賃の100%が取消手数料として没収される設計になっています。
第三に「格安航空券モール側の取消手続手数料」です。代理店として航空会社へ払い戻し手続きを代行するための手数料として、1区間ごとに所定の手数料が別途徴収されます。
この三重構造により、例えば片道1万円のチケットを自己都合でキャンセルした場合、手元に戻ってくる金額がわずか1,000円程度にとどまる、あるいは返金額がゼロになり追加請求すら発生し得ない状態に陥ります。日程変更が可能な運賃タイプであっても、一度キャンセルして買い直す扱いになるケースが多いため、「旅程が流動的なビジネスユース」や「子どもの体調不良で予定が狂いやすい家族旅行」での利用には極めて高いリスクが伴います。