カレンダー上の赤日が増えることは、手放しで喜べることばかりではありません。SNSや掲示板、企業の労働現場を取材すると、カレンダー赤日のネットの反応は職種によって残酷なまでの二極化を見せています。
製造業や物流、飲食サービスに従事する人々からは、生々しい本音が噴出しています。
「連休が増えるのは嬉しいが、時間給で働く身としては月の所定労働日数が減り、手取り給与が目減りするのが痛烈に響く」(30代・自動車部品工場勤務)
「シルバーウィークが復活しても、物流現場は出荷停止と翌日の荷量爆発による地獄絵図が確定している。休む側と支える側の溝が深まるばかりだ」(40代・物流センター管理者)
一方で、ホワイトカラー層の間では労働基準法改正に伴う「年5日の有給休暇取得義務」を消化するための絶好のチャンスとして連休が歓迎されています。有給休暇取得の理由として、連休と土日の中間に位置する平日に有給を充て、長期旅行へ出かけるスタイルが定着しました。大型連休の過ごし方ニュースでも、連休中日の有給奨励日を設定する企業の取り組みが頻繁に取り上げられています。
しかし、職場内での「空気」を巡る葛藤は依然として残ります。有給申請を巡る同僚への遠慮や、休暇中に届くチャットツールの通知に対する精神的プレッシャーなど、表面的なカレンダーの赤色化と労働者の真の精神的解放との間には、依然として埋まらない距離が存在しています。