高校サッカーファンの間で語り継がれていたフレーズが、日本国民全体を巻き込む社会現象へと進化したのが2018年ロシアワールドカップでした。
グループステージ初戦となったコロンビア戦。1対1の同点で迎えた後半28分、本田圭佑選手のコーナーキックから大迫勇也選手が劇的なヘディングシュートを叩き込み、日本代表を2対1の歴史的勝利へと導きました。FIFAワールドカップ本大会において、アジア勢が南米勢から勝利を挙げたのは史上初の快挙でした。
この歴史的一撃の瞬間、スタジアムの観客席でサポーターが掲げていたのが、中西主将の泣き顔イラストと名言がプリントされた「大迫半端ないって Tシャツ」やゲーフラでした。世界中の中継カメラにその姿が捉えられると、SNS上では瞬く間にトレンド1位を獲得します。
テレビのワイドショーやニュース番組がこぞって10年前のロッカールーム映像を特集し、芸能人や企業公式アカウントもこぞってパロディを投稿。その圧倒的な熱量は、同年の「2018 ユーキャン新語・流行語大賞」トップテン選出という形で結実しました。高校生のピュアな言葉が10年の時を超え、日本代表の歴史的勝利と完璧にリンクした奇跡的な瞬間でした。