歌詞の荒々しいロックサウンドから、黒塗りの大型バイクや暴走族仕様の中型二輪を連想する人も少なくありません。しかし、当時の関係者証言や制作秘話を検証すると、実際の車種は50ccの原付スクーターであったことが明らかになっています。
1980年代前半、日本の若者文化の間ではヤマハの「パッソル」やホンダの「タクト」といったソフトバイク・スクーターが爆発的なブームを巻き起こしていました。友人たちが持ち出したのも、そうした日常の足として近所に停められていた原動機付自転車だったとされています。
気になるバイクの持ち主については、「近所の住人」「友人の知人や兄」など諸説が存在しますが、特定の個人に対する悪意ある強盗ではなく、放置されていた車両を無断で乗り回したという少年特有の無軌道な悪戯が発端でした。後日、車両は元の場所の近くに放置され、警察沙汰になる前に事態は収束したと伝えられています。