パートナーと2人がかりで切るのが理想的ですが、一人暮らしや家族の協力が得られない場面も多いはずです。一人で愛猫の爪を切る際は、「猫の視界と後退ルートを塞ぐ保定」が成否を分けます。
最も安定するのは、飼い主が床に正座やあぐらをかき、愛猫の背中を自分の胸やお腹に密着させて同じ前方を向かせるスタイルです。猫は後ろに下がろうとする習性があるため、背後を飼い主の体でしっかりガードします。脇の下から優しく腕を回し、包み込むようにして手足を持ち上げると、過度な圧迫感を与えずに動きを制限できます。
どうしても噛み癖が強く出る猫には、視界を適度に遮る柔らかい布製エリザベスカラーや猫用マズルの装着が有効です。口元を物理的にガードすることで飼い主側の怪我を防ぎ、お互いの恐怖心を大幅に減らすことができます。