角煮を食べたあとに胃もたれを起こしてしまう最大の原因は、溶け出した豚のラード(脂質)が調味液と混ざり合い、再び肉や具材に吸着してしまうことにあります。このホットクックの豚の角煮が脂っこいときの対処法として欠かせないのが、徹底したホットクックの豚の角煮の油抜き・下茹で手順です。
まず、内鍋に切った豚バラ肉、ネギの青い部分、生姜、かぶるくらいの水を入れ、ホットクックの「手動調理 → スープを作る(まぜない) → 約35〜45分」または公式の「豚の角煮(下茹で)」メニューを実行します。ブザーが鳴ったら肉を取り出し、ぬるま湯で肉の表面に付着したアクや余分な脂を優しく洗い流します。
さらに完璧を期すプロの裏ワザとして、下茹で汁をボウルに移して冷蔵庫で1時間ほど冷やす方法があります。表面に白く固まった分厚いラードの層をスプーンで完全に取り除けば、下茹で汁の底に沈んだ旨味たっぷりのゼラチン質スープだけを本煮込みの水分として再利用でき、驚くほどコクがありながらギトギト感の一切ない角煮に仕上がります。
また、副菜として人気のホットクックにおける豚の角煮と大根の同時調理を行う際には、水分量の緻密な調整が求められます。大根は約95%が水分で構成されているため、豚肉と同時のタイミングで調味液に入れると、大根から大量の水分が染み出して煮汁が薄まり、味がぼやけてしまいます。大根は2〜2.5cm幅の厚切り(面取りと隠し包丁を入れる)にし、調味液の水分量を通常の2〜3割減らすか、あらかじめ電子レンジ(600Wで約4分)で軽く加熱して余分な水分を抜いてから内鍋へ投入するのが、煮崩れを防ぎ芯まで味を染み込ませる鉄則です。