平たいパスタの種類と違いを解剖!名店の味を再現する極上レシピ

平たいパスタの種類と違いを解剖!名店の味を再現する極上レシピ

平たいパスタの種類と違いを解剖!名店の味を再現する極上レシピを徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

平麺のグラデーションは、フェットチーネやタリアテッレの領域にとどまらない。断面のわずかなカーブや幅の広さによって、料理の表情は劇的に変化する。

まず押さえておきたいのが、リグーリア州ジェノバ生まれのリングイネだ。イタリア語で「小さな舌」を意味するこのパスタは、完全な平麺ではなく楕円形の断面を持つ。スパゲッティのようなツルリとした喉越しを残しながら、平らな面がソースをしっかり絡め取る。名物のジェノベーゼペーストや、アサリの出汁が染み出すボンゴレ、魚介のオイルベースと合わせるなら、リングイネ以上の選択肢はない。

対極に位置する怪物が、トスカーナ地方の伝統麺パッパルデッレだ。幅は実に2〜3センチメートル。名前の由来となったトスカーナ方言「pappare(豪快に平らげる、貪り食う)」の通り、圧倒的な面積でソースをすくい上げる。トスカーナ名物の猪や野ウサギ、牛テールなどを赤ワインでホロホロになるまで煮込んだ重厚なラグー(煮込み)には、この幅広麺でなければ釣り合わない。皿の上で暴れるような力強い麺の存在感は、食卓に劇的なドラマをもたらしてくれる。

山田 真由
著者

山田 真由

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