処方薬として流通するバイアスピリン錠100mgは、主に命に直結する循環器疾患の再発・発症予防に用いられます。血管内に血の塊(血栓)が詰まり、組織が壊死してしまう脳梗塞や心筋梗塞、狭心症の予防において、第一選択薬として世界中で活用されています。
さらに近年、産婦人科領域で大きな注目を集めているのが不育症バイアスピリン療法です。抗リン脂質抗体症候群などを抱える女性は胎盤の微細血管に血栓ができやすく、流産を繰り返すリスクが高まります。妊娠初期から低用量アスピリンを計画的に服用することで胎盤の血流を維持し、無事な出産へ導く治療法が標準化されています。