Q1:リニアの品川—名古屋間は本当に2034年に開業できますか?
A1:JR東海が提示する工期(約10年)に基づけば「最速で2034年」という計算になりますが、南アルプストンネルの破砕帯掘削で想定外の湧水や地盤沈下に直面した場合、さらに工事が延長されるリスクは残されています。現実的には2034年から2036年頃の開業を見込むのが妥当な見解です。
Q2:名古屋から新大阪までの延伸はいつ頃になりますか?
A2:当初の目標であった2037年全線開業は事実上困難となっており、品川—名古屋間の開業遅れに伴い、現在は「2040年代前半(2042〜2045年頃)」の開業が有力視されています。
Q3:リニアの切符料金は新幹線と比べていくら高くなりますか?
A3:JR東海の試算資料によると、品川—名古屋間で「のぞみ」指定席料金にプラス700円程度、品川—新大阪間でプラス1,000円程度の上乗せが予定されています。航空機や他交通機関との価格競争力を保つため、極端な高価格設定にはならない見通しです。
Q4:静岡工区で問題になっている「田代ダム案」とは何ですか?
A4:リニアのトンネル工事によって山梨県側へ流出してしまう大井川の地下水と同量の水を、東京電力が発電用として田代ダムから取水している分を抑制することで大井川本流へ還元する共生策です。現在、渇水期の運用基準などの技術協議が進められています。