鳥取県の進学校を語る上で避けて通れないのが、鳥取西高校と米子東高校の難易度比較です。地理的な制約から東部の中学生が西高、西部の中学生が米東を選ぶケースが主流ですが、志望校決定においてその指導方針や校風の違いは大きな関心事となっています。
米子東高校が「生命科学コース」という定員40名の特化型専攻を擁し、最難関国立大医学部や東大・京大への特化カリキュラムを敷いているのに対し、鳥取西高校は全員が「普通科」として入学します。西高では1年次は共通の基礎を固め、2年次から文系・理系に分かれるオーソドックスな進学校カリキュラムを採用しています。
進学指導現場の取材によると、「コース分けによって早期からエリート選抜を行う米東」と、「伝統的な自主性を尊重し、学年全体で高め合う西高」というカルチャーの違いが浮き彫りになります。普通科単体の難易度で比較した場合、両校の入試ボーダーはほぼ互角であり、合格に必要な学力水準に実質的な優劣はありません。