ネット上の簡易的な解説記事やまとめサイトにおいて、長年流布されてきた最大の誤解が「メタルナイト=人類を脅かすマッドサイエンティストであり、駆動騎士はそれを暴こうとする告発者」という単純な二元論です。
確かに、メタルナイトことボフォイ博士は冷酷な功利主義者であり、人命救助よりも兵器開発や防衛拠点の強化を優先する冷徹な描写が目立ちます。しかし、物語が進むにつれて明らかになってきたのは、ボフォイ博士が「何者かによる巨大な地球規模の侵略・反乱」を極限まで警戒し、独自の軍備を蓄えているという事実です。
ボフォイ博士は、ヒーロー協会内部にスパイが潜入していることを早期から察知していました。だからこそ、協会のネットワークに自らの最新兵器や機密データを接続することを徹底して拒絶していたのです。この事実を照らし合わせると、構図は180度反転します。
悪玉として描かれがちなボフォイ博士こそが防衛陣営の最後の砦であり、彼を「巨悪」として仕立て上げ、正義感に燃えるジェノスやヒーロー協会をけしかけて孤立・排除しようと画策しているのが駆動騎士である可能性が、現在極めて濃厚となっています。