Q1:水挿しを始めて2週間ほど経ちますが、切り口の周りに白いブツブツが出てきました。これはカビや病気ですか?
A1:それはカビではなく、植物が傷口を塞ぎ、新しい根を作るために形成した「カルス(癒傷組織)」です。カルスが現れたのは順調に細胞分裂が進んでいる決定的なサインです。そのまま清潔な水質を維持して管理を続ければ、数日から1週間ほどでその白い突起を突き破るように力強い根が伸びてきますので、決して擦り落としたりせず大切に見守ってください。
Q2:作業中に切り口から出た白い樹液が手についてしまいました。毒性があると聞いて不安です。
A2:ゴムの木の樹液には天然ゴムの原料となるラテックス成分が含まれており、タンパク質の一種が皮膚に触れると痒みやかぶれ、人によってはアレルギー反応(ラテックスアレルギー)を引き起こす可能性があります。万が一皮膚についた場合は、直ちに流水と石鹸で入念に洗い流してください。また、目に入ったりペットが誤飲したりすると危険ですので、作業時は手袋を着用し、ペットや小さな子どもの手の届かない場所で剪定作業を行ってください。
Q3:水挿しで立派な根が出たのですが、土に植え替えた途端に葉が黄色くなって落ちてしまいます。何が原因でしょうか?
A3:これは「水根(水の中で育った柔らかい根)」から「土の根(土壌に適応した硬い根)」への環境移行ストレスが原因です。水挿しで長く育てすぎると根が土の浸透圧に適応しにくくなります。根の長さが3cm〜5cm程度伸びた段階で、まずは保水性の高い小粒の赤玉土へ植え替えます。植え替え直後の1〜2週間は土を絶対に乾かさないよう腰水気味に管理し、徐々に通常の水やり頻度へと慣らしていく「順化期間」を設けることで、定着ショックを防ぐことができます。