ピコレーザーで肝斑は悪化する?失敗の真相と2026年最新の改善法

ピコレーザーで肝斑は悪化する?失敗の真相と2026年最新の改善法

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ネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされる「ピコレーザーで肝斑が悪化してしまった」という相談。この噂の真相を探ると、機器そのものの欠陥ではなく、診断と照射モードの選択ミスという医療現場のヒューマンエラーが深く関わっている事実が見えてきます。

一般にピコレーザーには、高出力でシミをピンポイント破壊する「ピコスポット」、低出力のレーザーを顔全体にシャワーのように照射する「ピコトーニング」、そして肌再生を促す「ピコフラクショナル」という主に3つの照射モードが存在します。老人性色素斑(いわゆる一般的なシミ)であればピコスポットで1〜2回照射すれば薄くなるケースが大半ですが、肝斑に対して高出力のピコスポットを照射することは原則として禁忌とされています。

肝斑の本質は、女性ホルモンの乱れや慢性的な皮膚摩擦、紫外線ダメージによって、メラニンを作り出すメラノサイトが異常に過敏・興奮している状態です。そこに強いレーザー熱や衝撃波を打ち込むと、防衛反応としてメラノサイトが一気にメラニンを過剰生成し、照射前よりも色が濃くなる「炎症後色素沈着(PIH)」を引き起こします。これが、取材現場でも散見される「ピコレーザー肝斑悪化理由」の最たる正体です。

さらに見逃せないのが、老人性色素斑の直下に薄い肝斑が重なって潜んでいる「混在型」の症例です。目視の診察だけで表面のシミだけをターゲットにして強力な照射を行った結果、下層に眠っていた肝斑が刺激されて一気に浮き上がり、「シミ取りをしたはずが広範囲に黒ずんでしまった」という深刻な失敗トラブルに直結しています。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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