「400円という低価格で、本当にストレスなく身体を追い込めるのか?」という疑問に対し、各フロアの設備仕様と現場の管理体制を検証しました。
地下1階に位置するトレーニング室は、一般的な公営施設の枠組みを大きく超えています。有酸素マシンエリアにはトレッドミル(ランニングマシン)やエアロバイク、クロストレーナーがずらりと並び、混雑時でも台数制限ボードによって利用時間が公平に管理されています。特筆すべきはフリーウェイトエリアの充実度です。パワーラック、スミスマシン、ベンチプレス台が設置され、ダンベルも高重量まで揃っています。公営ジムにありがちな「健康維持のための軽いマシンのみ」というラインナップではなく、本格的な筋肥大を目指すトレーニーの要望にも十分に応える陣容です。
一方、3階に広がる温水プールは、25メートル×8コースという都内公営施設屈指のスケールを誇ります。水深は1.2〜1.4メートルで、底面や壁面の清掃が行き届いており、水の透明度も良好に保たれています。コースレイアウトは明確にゾーニングされており、「歩行専用レーン」「片道遊泳レーン」「往復遊泳(完泳)レーン」に分かれているため、ウォーキングを楽しむシニア層とスピードに乗って泳ぎたいスイマーが水中で衝突する危険性は最小限に抑えられています。さらに採暖室やジャグジー、独立した幼児用プールも併設されているため、ハードな練習後のクールダウンや家族連れの利用にも適しています。
ロッカー室は100円返却式のコインロッカーが稼働しており、シャワーブースも複数完備。民間ジムのような無料のシャンプー類やドライヤーの貸出はない(持ち込みまたは備え付けの有料ドライヤーを利用)ものの、清掃スタッフの巡回頻度が高く、脱衣所の床面が水浸しになっているような不快感はほとんど見受けられません。