平子理沙のキャリアを語る上で欠かせないのが、2000年代後半から2010年代にかけて起きた第2次ブレイクです。当時、30代後半から40代に突入していた彼女は、雑誌『sweet』や『GLAMOROUS』で20代のモデルたちと並び、時にそれ以上の圧倒的な存在感で表紙を飾り続けました。2009年に発売された写真集を兼ねたビューティブック『Little Secret』は、モデル本としては異例の累計20万部を突破。日本中に「アラフォー美魔女ブーム」を巻き起こす直接の起爆剤となったのです。
当時、多くのメディアが「なぜ40歳を目前にして、毛穴ひとつない陶器肌とドーリーなプロポーションを維持できるのか」と騒ぎ立てました。公の場や自身のブログ、SNSで度々公開された「すっぴん素顔画像」は、ファンデーションを塗っていないとは思えないほどの透明感と血色感を放ち、美容業界関係者を驚嘆させました。
彼女が長年実践し、世に広めたスキンケア美容法は、実は極めて本質的かつシンプルです。流行のケミカルピーリングや急進的な施術に頼るのではなく、以下の基本を何十年も徹底しています。
第一に「徹底した温活と保湿」です。平子理沙は毎日の入浴において、40度前後のぬるめのお湯に長時間をかけ、天然のバスソルトや日本酒、重炭酸を入れることで血行を極限まで高める入浴法を提唱。肌の乾燥を防ぐため、洗顔後は数分以内にオーガニック化粧水を手で何度も重ね付けし、油分で蓋をするというプロセスを欠かしません。
第二に「インナービューティーへのこだわり」です。母親の禧代子氏から受け継いだ知恵として、良質なオーガニックオイルの摂取、白湯の常飲、新鮮なフルーツや無農薬野菜をたっぷり摂る生活を徹底。「外側から高価なクリームを塗る以前に、口に入れるものが自分の細胞を作る」という揺るぎない信念が、若い頃から現在に至るまで美肌を支え続ける原動力となっています。