愛知淑徳大学は1905年に創立された愛知淑徳女学校をルーツとし、1975年に大学を開学。1995年の男女共学化を経て、中部圏屈指の総合大学へと発展を遂げました(なお、千葉県等に拠点を置く学校法人大乗淑徳学園の淑徳大学とは法人組織上まったくの無関係です)。現在、同大学は「星が丘」と「長久手」の2キャンパス体制をとっていますが、本部機能と実学・実験系の教育環境が集約されているのがこの長久手キャンパスです。
長久手キャンパスには、健康医療科学部、心理学部、人間情報学部、創造表現学部の4学部が配置されています。かつて文学部系の文系単科大学として名を馳せた淑徳のイメージを持つ世代から見ると、現在の長久手は先端テクノロジー、デザイン・創作、メンタルヘルス、そしてチーム医療を学ぶ「高度実学拠点」へと劇的な変貌を遂げています。
大手予備校が公表する愛知淑徳大学の偏差値(2026年最新動向)を俯瞰すると、河合塾基準で45.0〜52.5、ベネッセ基準で52〜60前後で堅調に推移しています。特に心理学部心理学科や健康医療科学部の理学療法学専攻・臨床検査学専攻、人間情報学部の情報・デザイン系学科は、国家資格取得実績や就職内定率の手堅さから受験生の人気が集中。中堅上位私大グループとしての安定したブランド力を維持しています。
現場の学生からの評価を押し上げている最大の要素は、長久手キャンパス内に完備されたプロ仕様の研究・臨床施設です。特に象徴的なのがキャンパス内にある「13号棟 愛知淑徳大学クリニック」です。このクリニックは内科や小児科などを標榜し地域住民の診療を行う医療機関でありながら、医療貢献学科に所属する言語聴覚学専攻、視覚科学専攻、理学療法学専攻、臨床検査学専攻の学生たちが、現場の臨床現場を間近に体感できる実践的な実習棟としての役割を兼ね備えています。健康相談室をはじめとする学生サポート施設も同棟に集中しており、学問と臨床実務の境界をなくす試みが高く評価されています。