Q1:毛虫の姿を直接見ていないのに発疹が出ました。本当に毛虫刺されでしょうか?
A1:毛虫の姿を直接目撃していなくても、毛虫皮膚炎を発症することは極めて一般的です。特にチャドクガの毒針毛は0.1ミリと肉眼では見えず、風に乗って数十メートル先まで飛散します。「ツバキやサザンカが植えてある公園を歩いた」「ベランダの外干し洗濯物を取り込んだ」「庭木の近くを通り抜けた」だけで、付着した毒針毛によって発疹が生じます。
Q2:刺された跡が茶色いシミ(色素沈着)になってしまいました。これは消えますか?
A2:炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれる状態で、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)に伴って通常は半年〜1年程度で徐々に薄くなっていきます。ただし、患部を日焼けさせて紫外線に当ててしまうとメラニンが定着し、シミとして固定化してしまうため、外出時は日焼け止めや衣服で徹底したUVケアを行ってください。改善が遅い場合はビタミンCやトラネキサム酸の内服、ハイドロキノン外用などを皮膚科で相談することをおすすめします。
Q3:かゆみが我慢できない時、患部を冷やすのと温めるのはどちらが正しいですか?
A3:「冷やす」のが絶対的な正解です。保冷剤を清潔なタオルで包み、患部にあてて冷やすことで、知覚神経の伝達と局所の血流が抑制され、一時的にかゆみを劇的に抑えることができます。逆に入浴やシャワーなどで体を温めると、血行が促進されてヒスタミンが大量に放出され、耐え難い猛烈なかゆみを引き起こすため、発症後数日間はぬるめのシャワーで済ませるのが鉄則です。
Q4:毒針毛が付いた衣服は捨てなければいけませんか?
A4:捨てる必要はありません。50℃以上のお湯に10分以上浸すか、スチームアイロンの高熱をしっかりあてることで、毒針毛に含まれるタンパク質毒素を熱変性させ無害化できます。熱処理を施した後に単独で水洗いを行えば、その後は普段通り着用することが可能です。