高崎のシンボルとして高台に鎮座するのが、高さ41.8メートルの高崎白衣大観音だ。昭和11年に建立されて以来、街の発展を静かに見守り続けてきた。胎内に入り階段を上れば、上州の山々や市街地を一望できる絶景が広がる。春には桜が咲き誇り、観音山全体が華やかなピンク色に包まれる。
この地に根付く歴史の礎を築いた人物といえば、徳川四天王の一人として知られる井伊直政だ。かつて「和田」と呼ばれていたこの地に城を築き、「高崎」と改称したことから街の歴史は本格的に始まった。観音山周辺の散策は、武将たちが駆け抜けた時代へと思いを馳せる贅沢な時間を提供してくれる。