毎年10月に開催される箱根駅伝予選会は、まさに生き残りかけた執念のバトルだ。舞台となる陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地、そして国営昭和記念公園へと続く21.0975kmのハーフマラソンコース。滑走路特有の遮るものが少ない強風と過酷な気象条件が、各選手のメンタルを根底から揺さぶる。
通過判定は、各校上位10名の合計タイムというシンプルな、しかしごまかしの利かない集計システムで行われる。わずか1秒の遅れがチーム全体の落選を意味する世界だ。シード権を逃した大学にとっては、この立川の地で上位10枠(または枠数の変更に応じた通過ライン)に滑り込むことこそが、正月の大舞台へと続く唯一の道となる。