済州島旅行で旅行者が最も直面しやすいのが「移動のトラブル」です。済州島には鉄道や地下鉄が存在しないため、主な移動手段はタクシー、バス、レンタカーに限られます。なかでも観光客を狙ったタクシーの遠回りやメーター不使用といったトラブルは、残念ながらゼロではありません。
空港周辺や観光地前で待機している一部の悪質な個人タクシーでは、法外な固定料金を提示されたり、意図的に遠回りされたりする事例が報告されています。こうしたリスクを完全にシャットアウトする最強の対抗策が、韓国定番の配車アプリ「Kakao T(カカオタクシー)」の活用です。
カカオタクシーを使えば、日本語インターフェースで行先を事前に設定でき、推定運賃やルートが明確に表示されます。ドライバーと直接会話することなく配車から決済まで完了するため、語学に不安がある方でも安心です。流しのタクシーに乗る場合でも、乗車時に必ず「メーター(미터기=ミトギ)」が作動しているか確認する習慣をつけてください。
一方、島内を自由に巡る手段としてレンタカーを検討する人も増えています。日本の運転免許証だけでは運転できず、ジュネーブ条約に基づく国際運転免許証の原本提示が義務付けられています。韓国は日本と異なり「右側通行・左ハンドル」であり、赤信号でも右折可能な交差点や、島内に無数に存在するラウンドアバウト(環状交差点)など特有の交通ルールがあります。現地の運転マナーは日本よりスピード感があるため、運転に不慣れな方は無理をせず、タクシーチャーターや路線バスを組み合わせるのが無難です。