1990年代半ば、大学在学中にプログラミングのアルバイトを始めた堀江氏は、インターネットが世界を劇的に変える未来を確信した。大学の授業に出席して学位を得ることよりも、目の前で起きている巨大な技術革新の波に乗る方が遥かにエキサイティングだったのだ。周囲の反対を押し切り、彼は東京大学を中退する決断を下す。
1996年、資金わずか600万円で有限会社オン・ザ・エッヂを設立。これが後に日本のIT産業を揺るがす株式会社ライブドアへと成長していく。大学という保護膜を脱ぎ捨て、泥臭いビジネス現場で徹夜を重ねた経験こそが、起業家・堀江貴文の骨格を作り上げた。「東大中退」という肩書は落城の印ではなく、彼が未来へ先回りするためのパスポートだったのだ。