どのような評価軸でノミネート曲が選定されているのか、日本レコード大賞の選考基準と決め方には公式に掲げられている明確な指針が存在します。
日本作曲家協会の公式規程によると、大賞および優秀作品賞の選考基準は「その年に顕著な実績を上げ、広く大衆に親しまれ、芸術性・独創性・企画性に優れ、歌唱指導・演奏技術において優れたもの」と定義されています。単にCD売上枚数やデジタル再生回数のトップを機械的に選出するのではなく、楽曲自体のクオリティや社会的な浸透度が審査の対象となります。
この選考を担うレコ大の審査委員メンバーは、多面的な視点を確保するために以下のような専門家集団で構成されています。
- 全国紙・ブロック紙・通信社の音楽担当記者(約40名前後)
- 音楽評論家・プロデューサー・有識者(約10名前後)
- TBS系列などの放送メディア関係幹部
選考プロセスは二段階で進行します。秋口に開催される審査委員会で協議と投票が行われ、まず「レコ大 優秀作品賞 ノミネート一覧」となる10作品が決定します。その後、12月30日の生放送本番中、会場に設置された特設審査会場において審査委員による最終投票が実施され、その年の大賞が確定します。