ジャニーズ退所後、16歳になった彼はファッションの世界へと活路を見出します。身長181cmという日本人離れしたプロポーションと精悍な顔立ちを武器に、名門メンズファッション誌『MEN'S NON-NO』などのファッション誌でトップモデルとして台頭。瞬く間に同世代のファッションアイコンとなりました。
その実力は国内にとどまらず、単身で本場ヨーロッパへと渡り、10代にしてパリ・コレクションのランウェイを経験します。当時の特番インタビューや本人の述懐によれば、言葉の通じない異国のオーディションで門前払いを食らいながらも、徹底した体調管理とメンタルのタフネスで掴み取ったステージだったといいます。この時に培われた「服を魅せる立ち振る舞い」と「空間を支配する存在感」は、後の俳優活動における強烈な武器となりました。
その後、研音への移籍を機に、元プロボクサーの龍反町(りゅう そりまち)にちなんで芸名を「反町隆史」へと改名。1994年のドラマ『毎度ゴメンなさぁい』で俳優デビューを果たすと、既存の俳優にはなかった野生味と洗練されたモード感が同居する佇まいで、業界内の注目を一気に集めることになります。