多くの視聴者が今なお検索し続ける最大の焦点が、「ドラマ版最終回と原作漫画における結末の差異」です。不倫劇の末に4人が下した決断は、映像作品としてのカタルシスと、漫画連載におけるリアルな余韻という2つの異なるアプローチで描かれました。
ドラマ版の最終話(第10話)では、美都(波瑠)と涼太(東出昌大)は激しい修羅場と葛藤の末に、正式に離婚届を提出します。美都は自らの身勝手さと愚かさに直面し、すべてを失った状態で一人で歩き出す道を選びました。一方、有島光軌(鈴木伸之)と妻・麗華(仲里依紗)の夫婦は、麗華が夫の不倫という拭いきれない裏切りを抱えつつも、生まれたばかりの子供を守るために「仮面をかぶったまま夫婦生活を再継続する」という重苦しい現実的妥協を選択します。
対照的に、いくえみ綾氏による原作漫画(祥伝社『FEEL YOUNG』連載・全6巻)の結末では、よりドライで生々しい人間関係のグラデーションが描かれます。原作の美都はドラマ版ほど劇的な断罪を受けるわけではなく、離婚後も自らの本質的な軽薄さや鈍感さを完全には捨てきれないまま、どこか飄々と日常へ戻っていきます。ドラマ版が「因果応報と精神的自立」を前面に押し出したのに対し、原作は「他人の本質はそう簡単に変わらない」という人間の業を淡々と描き切った点に本質的な違いが存在します。