一口に多肉植物と言っても、品種によって茎の構造や再生力には違いがある。特に人気の高い「エケベリア」や「グラプトペタルム」などのベンケイソウ科植物は、胴切り後の発根率が非常に高く、初心者でも仕立て直しの成功体験を得やすい。エケベリアの場合、ロゼットの美しさを保つため、上部3〜4センチの引き締まった部分を残してカットするのがコツだ。
切り落とした下部の葉は、捨てずに「葉挿し」に活用しよう。葉の根元を傷つけないように横に優しくひねりながら外し、土の上に転がしておくだけで新たな芽と根が出てくる。カット後の乾燥期間中は直射日光を避け、明るい半日陰で管理すること。水やりは完全に根が出るまで一切与えないのが鉄則だ。水分を求めて植物自らが根を伸ばす力を引き出すことが、がっしりとした頑丈な株を作る。